和英翻訳シリーズの続きとして、今回はウェブ上の翻訳コンテンツに取り組む。

現在の無料ツールのおかげで和英翻訳は誰でも手が届く。しかしこのツールは当然限界はあるので、この事実を直面しながら、伝わる翻訳を作るように頑張ろう。

ここで二つの助言を出してみる、注意点の形で。

 

注意点1:翻訳ツールの限界

 

ツールの限界と言って、具体例を出したほうがいいね。リンクをクリックすると自動翻訳の例が見える。無料翻訳ツールは大体、事実的かつ固い情報に強い、

 

例1:簡単な事実

 

 

感情的な表現や慣用句に弱い

 

 

例2:コピー的なニュアンスや感情的な表現

 

というざっくりした分け方になる。

 

例1は富士山の事実が自然な英語になっている。これと似ている文章だったら、自動翻訳で大丈夫な英訳は期待できる。

 

例2は日本語で主語が書いていないため英訳では入れようとするが、なかなか不自然だ。そして直訳すぎて、コピーのアピールと自然なしかけがストレートすぎになって違和感がある。インパクトがなく、ちょっと不思議な感じの英語になってしまった。

 

上記の例からアドバイスしやすいのが、作りたい翻訳コンテンツによってツールを選んでください。

 

事実や固い情報がほとんどのコンテンツは、以上のような自動翻訳は多少足りるケースがある。ニュアンスが少なくて、とにかく具体的な内容が大体伝わればという立場だな。

 

コピーの場合やパーソナリティーを表そうとするコンテンツはやはり自動翻訳と言うツールはちょっと足りない部分があるので、他の戦略でいくしかない。一つは、自動翻訳で一回英訳を作ってから、他のツールを利用しながら手動チェックを加える。これは以下のリソースが便利だ。

 

 

もう一つで確実な戦略はもちろん、ネイティブに翻訳を依頼することか、ある程度出来上がっている(ネイティブじゃない人が作った)翻訳のチェックや修正を依頼する。後方は手間とコストはそこまでかからないので、是非検討してください。

 

注意点2:一文字まで完全な訳より、伝わる訳

 

英語と日本語は相違点が多いです。文法や社会的な習慣や丁寧さなど、色々と違いますので和英翻訳をする時に、一文字まで完全な物を求めないほうが良い。それより情報がちゃんと伝わる訳になるように力を入れてください。これに向けて、以下の要素を計算に入れてください。

 

  • 丁寧さが違う:日本語の全ての丁寧な表現を英語でむりやり再現しなくても大丈夫だ。
  • 情報量が違う:日本語で一気に大量の情報を出す事が多いが、英語では概要から大丈夫、または概要のみで大丈夫なケースがある。
  • 習慣が違う:ウェブサイトに普段に載せる情報とその整理も多少ずれるので、適切に調整してください。日本語サイトでは定番の「会社概要」や「代表挨拶」をそのまま英語版で載せなくても大丈夫だ。

 

逆も同じだ。英語情報が大量あって、必ず全てを日本語に直す必要があるかどうかは要検討だ。

 

振り返って、翻訳に使うツールの限界を頭に入れながら、日本語と英語の相違点も忘れないで翻訳すると、いい結果が来たいできる。

 

ライターについて:

 

言語やマスコミを分析するのが大好きなヘンリクソンさんがガイドに。シアトル出身のアメリカ人だ。