塩コショウの大事さ
前回でPRの中の言語をみて、ストーリーを作る働きにフォーカスした。ストーリーがあれば、ベースができあがる。
しかし、面白くないストーリーも当然あるよね。
これでPRがインパクトを失うと困る。
ストーリーに何かが足りないというか、味がないというか。。。
ここで言語のもう一つの働きを利用しよう。当たり前でありながら、味付けの働きだ。
味付けの働き
物事を面白く表現する事で、メッセージがレベルアップするよね。言語にはこのパワーがある。
例として、「ワクワク」という典型的かつ有力なが表現がある。
この一言だけで、興奮、ときめき、楽しさとその他、結構ポジティブ
な印象がある。だからよくPRに出てくる。
同じように、一言で雰囲気が変わる語句がいっぱいある。
PRの味付けをしよう!
書き方のポイント
日本語だと擬声語、擬音語、擬態語など、味付けになる言語がある。世の中の音やアクションを描くために使える。
これらを適切に入れると、PRが生きている印象がする。
「サクサク」とか「パッと咲く」を読むと、物事をよりアクティブに聞こえるね。
カタカナ語も味付けになる。なぜかというと、外来語が多いため通常の漢語・和語とは少し異なるニュアンスを持っているんだ。
例えば「アップする」は「上げる」「改善する」「上達する」などと似ている意味があるが、なぜか味が違うよね。
こういうカタカナ語はPRや広告の世界では主流の主流と言っていいだろう。適切に利用して下さい。
そして味付けの働きとして、言語はもう一つの使い道がある。これはPRの見た目を変えて味付ける働きだ。
例がわかりやすいよね。
見出しでは「WEB」だけがローマ字でかなり目立つな。そして横文字は重さもあって、テキストのアンカーとしても働ける。カタカナで「ウェブ」を入れたら、見た目とその印象が多少変わるだろう。
もちろん言葉には意味はあるが、この例ではインパクトのある見た目を作るのが使い道だ。
言葉の色もサイズも配置も、PRのインパクトを変える働きがある。よく公式ウェブサイト、広告、動画などでよく見る。
続きは次回
次回は言語のもう一つの働き、促進について説明する。
PRシリーズ:スト―リ-というのも読んでみてね。言語の働きは凄いよ。
ライターについて:
言語やマスコミを分析するのが大好きなヘンリクソンさんがガイドに。シアトル出身のアメリカ人だ。