斬新で面白いアイディアに感動
制作の楽しさを共に味わう

部署
三浦工業 ブランド企画室
ご担当者
宮崎 様


三浦工業株式会社 60周年記念サイト

https://www.miuraz.co.jp/60th/

事業
ボイラー及び関連機器などの製造販売・メンテナンス
依頼内容
周年記念サイト
導入内容
企画・設計デザインコーディング動画GIFアニメーション



愛媛県松山市に本社を置く三浦工業株式会社様は、2019年5月1日に60周年を迎えられました。
1959年、三浦保氏により誕生した三浦工業。貫流ボイラの発展に一生を捧げ、夢と愛にあふれた三浦保氏の熱き想いと技術はいま、日本をこえ世界に広がっています。
誕生から60年を迎え、「愛とひらめきにあふれるミウラの想いを、皆様そして社員にも伝えたい。」と60周年記念サイトを立ち上げられることとなり、弊社がサイト制作をさせていただくこととなりました。そして、2019年4月末に60周年記念サイトが公開。制作に携わってきたエピソードや制作の裏に繰り広げられた数々のものがたりを、三浦工業様にインタビューさせていただきました。

クロスとの出逢いに感謝

60周年記念サイト制作をさせていただいたクロコミとの出逢いと最初の印象は?

弊社の役員から「面白い会社がある」とブランド企画室に声がかかり、紹介していただきました。まずはどんな会社なのか、お話を伺いたくお会いしたのが最初の出逢いでした。
これまでサイトの運用更新などは関わってきたことがあったのですが、0(ゼロ)から構想を練ってサイト制作を行うのは初めての経験だった私にとって、初めての会社の方にどのように伝えたらいいのか不安もありました。ざっくりとしたイメージで話していく中で、丁寧なヒアリングや的確なアドバイスをいただき、安心して話をしていく自分がいて信頼できると感じました。

60周年記念サイトを作られようと思われたきっかけは何でしょうか?

新しいブランディング活動が始まったばかりの時期に、60周年という節目を迎えようとしていました。
周年を通して何ができるのか、何を伝えることができるのか、ブランド企画室の私たちはいろいろと検討していきました。その話し合いのなかで、自分が働いている地区だけではなく、県外や海外の社員に改めて会社を知ってもらい、そして自分が三浦工業の社員としての誇りをもってもらいたいという想いが強くあり、日本だけではなく海外にも届ける方法として60周年記念サイト制作を企画したのです。そこで、社員参加型のコンテンツを作成することで、社員同士の想いも知ることができ、社内を盛り上げることができるのではないかと考えました。

三浦工業様「60周年記念サイト」イメージ

どのようなコンテンツでその想いを届けようと思われたのでしょうか?

動画やアニメーションなど、動きのあるコンテンツで表現してみようと思いました。
これまで多くの制作は、冊子や写真などで表現してきました。従来の表現方法 『プラス』 Webサイトならではの動画を取り入れることでより社内外に知っていただけるのではないかと思ったからです。
特に企業理念は、社外だけではなく社内にも伝えたい所になります。動画で見るということで、より印象に残り心にも届きます。だからこそ企業理念を象徴るイメージのアニメーションは、細かな動きや形などにこだわりを持ち、数回にもわたる校正を行ってきました。その相談や要望にも納期ギリギリまで調整してくださったおかげで良いものに仕上がりました。
またTOPファーストビューの動画も、お祭り感のある賑やかな雰囲気の中に歴代の写真や社員の写真をふんだんに使用して、60周年記念サイトのトップを飾る動画に仕上がったと思っています。

制作にあたりどのようなところが大変でしたか?また楽しかったことを教えてください。

サティスナスツリー

0(ゼロ)からのサイト制作は私自身初めてだったので、何をどのようにしたらいいのか、どこから手をつけたらいいのか全てが手探りの状態でした。とりあえず「こんなことをしたい」と想いが固まってきたので、まずはイメージを伝えてみると、サイトの構成や各コンテンツの表現方法など具体的な内容以外にも、公開後の運用面の行いやすさに至るまで様々なご提案がありました。
制作にあたり多くの場面で悩みましたが、丁寧に力強くリードしていただいたことでいつの間にかサイト制作の企画が楽しくなっていきました。

60周年サイトの社員参加型のコンテンツとして企画したのが、サスティナブルツリー「ひとり、ひとりの+iを。」です。最初は木の枝のところに写真があって・・・という“ふわっ“とした感じでのイメージしかありませんでした。どのような形でコンテンツ化するのが最適かを御社と一緒になって考え、アイディアを出し合い、そのイメージが形になりサイト上で動くのを確認したときには、想像以上の喜びと達成感を味わうことができました。ショールームの入り口にサイトのイメージと同じ感じで写真を貼らせていただけるようになったのも、評判が評判を呼んだ結果からです。いまではこちらから声をかけなくても、社員や社員の家族、子どもさんの写真が集まってくるようになってとても嬉しいです。

サイトを見られたユーザー様のお声、また好評なコンテンツを教えてください。

「今までにないサイトデザインですね。」と多くのお褒めの言葉をいただきました。
私たちがメインとして力を入れた「ひとり、ひとりの+iを。」では、自分や知り合いの社員、またその家族が掲載されていることもあり、自分を探したり知り合いを見つけて楽しんでいただけているようです。これまでの弊社のサイトにはない新しい試みの社員参加型で、そのうえどんどん増えていく追加型ですので、最初は参加していただけるか不安でした。しかしその不安をよそに国内外のグループ会社や社員の家族にも参加していただけるという多くの嬉しい反響に、社員参加型の魅力を改めて感じ企画して良かったと実感しています。
また動画コンテンツを展示会でも使用するなど、サイト内だけではなく汎用性のあるコンテンツだと思いました。

三浦工業様「60周年記念サイト」イメージ

現在どのような効果が得られていますか?また今後の活用法などがあれば教えてください。

弊社のメインページを上回るアクセス数があり、コンテンツの表現の仕方や面白さ、社員参加の追加型コンテンツなど、サイト構成の大切さを感じています。
また全国の社員から数々の反響があり、当初の目的であった全社員に会社を改めて知ってもらい誇りをもっていただく、という目的が順調に達成されていることも感じています。
60周年が終わった後も、各コンテンツを切り分けるなどして、社員と一緒にできるような何かを考えたいと思っています。

好きなコンテンツを教えていただけますか。

「ひとり、ひとりの+iを。」のコンテンツが個人的には好きです。自分の関わる身近な人しか顔がわからない状態のなか、県外や海外の社員の働いている感じとか表情とかがわかるので、こういう感じのところで仕事しているんだということが写真を通して感じることができて、とても良かったと思っています。またトップページの歴代の製品が流れるコンテンツ、「熱」「水」「環境」の反転で絵が出てくるところなど、隅々まで細かい演出をしてくださっているのがいいなと思いました。

クロコミに制作を頼んで良かったことを教えてください。

新しい会社とのサイト制作、0(ゼロ)ベースでのサイト制作の担当者として、最後まできちんと完成できるのか不安だらけでした。しかしご来社くださっての打合せや丁寧なヒアリング、電話連絡による細やかなご対応など、スムーズなコミュニケーションを通していつの間にかその不安もなくなりサイト企画に打ち込むことができました。またイメージが固まっていない企画に対してのディレクションによる心強さ、一緒になって考える企画の楽しさを味わうことができました。
60周年サイトはレスポンシブ対応ということもあり、PCやスマートフォンなどディバイスに応じた検証対応もしっかり行っていただけて安心感がもてたこと、御社の職人魂をひしひしと感じながら私自身も勉強することができたように思います。
またソリューションシティでの街並みのアニメーションや、footerにあるボイラのアニメーションなど、随所に遊び心や仕掛けが用意されており、御社の遊び心と共にユーザーの方への魅せ方も素敵だと思いました。

今後のクロコミに対して一言いただけますか

60周年が終わった後の活用方法を一緒に考えていきたいです。
丁寧で細やかなディレクションや親身に寄添って頂ける姿勢、何事にも柔軟に対応していただける体制、また斬新で面白いアイディアをこれからも弊社の企画に取り入れていきたいと思っています。
今回の60周年サイトはいい意味でイメージが変わったすごくいい企画だったと感じています。

インタビュー風景|三浦工業様とクロスコミュニケーションズ

「 モノづくり 」 「 コトづくり 」 で、使う人のことを考えたサイト制作

では最後に、山口よりサイト制作に携わった想いやこれからの展開などを聞かせてください。

貴重なお話をありがとうございました。
最初にサイト制作のお話をいただいたときは嬉しい反面、実は三浦保氏の想いや業績など詳しくは知りませんでした。松山で5人からスタートしたと知ったときには驚きましたが、三浦保氏の熱き想いや技術が今に引き継がれていることを60周年記念サイトでどう表現しようかなどと構想を練っているとき、ワクワクしていたことを懐かしく感じております。

弊社はユーザビリティが高いサイト制作を重要視しています。
ユーザビリティ(usabilitity)とは『use(使う)』と『able(~できる)(有効な)』の2つの言葉が語源とされ、「有効性」「使いやすさ」「使い勝手」を表す言葉です。しかし単に『使いやすい』だけではなく、誰が、どんな状況で、何を目的に使うかによって最適化する必要があります。それは弊社が掲げている『モノづくり(web制作ができる制作会社)』+『コトづくり(販売戦略やマーケティングを行う会社)』にも繋がります。
三浦工業様の60周年記念サイト制作では、レスポンシブwebデザインをご提案させていただきました。レスポンシブwebデザインとは、デバイスの画面サイズに依存しないwebサイトを構築する手法です。PC、iPad、スマートフォンなど各デバイスの対応、また各デバイスのサイズ対応など繰り返しの検証により実現します。今回の案件ではIphone8やiPadの横対応など、依頼者様の環境やユーザビリティを考慮して対応させていただきました。また様々なプログラムを組む中でのIE対応は、数々の難点がありIE対応の難しさを感じた瞬間でもありました。

そして会社の大小に関係なく起こっているサイバー攻撃による不正アクセス。サイバー攻撃とはインターネットの通信機能を攻撃者が悪用し、企業のサーバーから情報を盗んだりサイトを改ざんする攻撃を仕掛けてくることです。そのために大切なことはwebセキュリティを高めることで、プログラムとサーバーまわりで脆弱性対策をおこないます。セキュリティ技士がいる弊社では、万全のセキュリティ対策でweb制作を行えるのが強みでもあり、安心して三浦工業様にもwebサイトをご使用いただけております。

私たちクロコミが大事にしていることは、クライアント様の「こんなことをしたい。」というアイディアを、web上で表現する最適な方法をご提案することです。60周年記念サイトのメインである「ひとり、ひとりの+iを。」をどういう表現方法にするか、三浦工業様のアイディアを試行錯誤しながら形にできたときは、弊社としても感動した瞬間でした。またその中にも、「気づいてくれたら嬉しいな。」という遊び心をサイト全体に取り入れています。
このように単なるコンテンツの集まりであるwebサイトではなく、使う人のことを考えたサイト作りを心掛けています。

インタビュー風景|三浦工業様とクロスコミュニケーションズ