言語の働きとPRの上手な書き方を紹介するシリーズへようこそ。
言語の大切な役割が無視されてきているが、それは許さない!
一緒に言語のパワーを再発見しよう。
先ずは。。。PRの定義
PRを検索すると、Googleから以下の定義が出る:
「企業体や官庁が、事業内容などの公共的価値を大衆や関係方面
によく知ってもらい、その信頼・協力を強めようとする宣伝広告活動」
「宣伝広告活動」となると幅広いね。現在では
- 公式ウェブサイト
- CM
- SNS
- とその他
色々なチャンネルを利用するPR活動がある。そしてこれら
PRの中、言語の大切な働きが見えます。
もちろん、基本的には言語で情報が伝わるが、言われなくてもわかるよね。
「私は30歳です」とか、「地球は太陽から三番目の惑星です」とかは、事実と正確な情報が伝わりますが、かなり地味な感じだな。
PRとしては失敗。
単なる情報以上が伝わるとそれが面白い。このシリーズで、
面白さを作り出す言語の働きを紹介していく。
言語の働き
このシリーズで三つの働きを紹介する。
- ストーリーを作る働き
- 味付ける働き
- 行動を促す働き
今回はストーリーを作る働きにフォーカスしよう。
ストーリー性があると非常に有力なPRになる。なぜかというと、ストーリーは基本的に流れる感覚を作り出し、地味な情報を乗り越えるコンテンツになりやすいのだから。
ストーリーを作る事で会社やブランドの過去、現在、未来を描いたり、特色をアピールしたりする事ができるんだ。共感を得たり、誰かの心に響くメッセージとなる。
書き方のポイント
会社かブランドがどこから来たか、どこへ目指しているかを表現する言語を計算に入れて、ストーリー性のあるPRを書いてみよう。
これは動詞が主役だな。「繋ぐ」「歩む」「望む」などの動詞を使えば、すぐ終わらないようなアクションを描いたり、未来へと流れたりして行くように聞こえるね。だからよくPRで出てくる。
又は会社かブランドの特色をハイライトする言葉を、自分らしさをストーリーで出すように書いてみてください。これは副詞が大切な役割を果たす。「常に」「丁寧に」「ともに」のような副詞は動詞と組んで、イメージが浮かんでくるようにサポートする。
そうすると、つまらない事実ばかりのPRではなく、視聴者にとって面白くてフォローしやすい、又はフォローしたいコンテンツができあがる。
続きは次回!
しかしこれはベースだけだ。ストーリーを作る事だけでは完成じゃない。そして言語の働きはさらにある。次回は言語のもう一つの働き、味付けについて説明する。
ライターについて:
言語やマスコミを分析するのが大好きなヘンリクソンさんがガイドに。シアトル出身のアメリカ人だ。