多言語?他言語?
両方だな。多言語サイトというと、幅広いよね。いくつかの外国語で情報を載せるサイトと、もう一つ他の言語で情報を載せるサイトもある。
多言語サイトは、何の事を言っているのか、ここで紹介していく。正直に言語という話より、情報の整理とサイトの構成という話がメインになる。
多言語サイトというと、二つ以上の言語で情報を掲載しているという事になるね。しかしこれだけでは曖昧だな。種類がいっぱいあるんだ。明確にした方がいいよね。
IBMからの多言語サイト説明を要約してみる。先ず、多言語サイトはベースとなるサイトがあるね。これはどんな言語で書いても良い。このベースサイトを始発点にして、以下のサイトを加えて多言語サイトになる。
基本種類
- 翻訳サイト
- ベースサイトを翻訳して丸ごと再現するか、一部だけ再現するか、という有り方
- 地域専用サイト
- ベースサイトの情報を適当に地域ごとに合わせるようなサイトで、翻訳は必要ない場合はある
- 地域専用翻訳サイト
- ベースサイトの情報を翻訳して、その上に地域ごとに合わせる
- ベースなしの統合サイト
- サイトを何個か違う言語で別々に作ってから、そのばらばらになっているサイトを全て翻訳して共有・統合サイトを作るケース
- 混合サイト
- 言語を分けないで、同じサイト、または同じページで情報を二つ以上の言語で載せる
以上の様々なあり方を見て、どう?多様性が多少あって、「翻訳するだけだ」よりニュアンスがあるね。
やはり中心となるのが、ベースサイトからの展開をどうやって、どんな言語的なニーズに対して、どんな形にするかという事だ。この質問の答えとして、多言語サイトが現れてくる。
次回、他言語サイトを作る時の、注意点にフォーカスする。
ライターについて:
言語やマスコミを分析するのが大好きなヘンリクソンさんがガイドに。シアトル出身のアメリカ人だ。