では、まず最初にwebサイト、少し前で言うところのホームページ制作の流れを教えよう。
そんなもの、教わらなくてもわかってるよ。お客様から依頼されたwebサイトを作ればいいだけだろ。
間違っておる、何もわかってはいない!!
な、なんだと!
でも、私も佐藤先輩と同じように、お客様が作って欲しいwebサイトを作るんだと思います。
それは、本当の意味でwebサイトを作ってはいない。
言われたままwebサイトを作るのは誰でもできる、我々はプロなのだ。
プロがwebサイトを作るということは、「お客様の困ったを解決する」ことであるべきだ。
!!!
!!!
まずはそれを、しっかりと覚えておくことだ。
では、改めてwebサイト制作の流れを教えよう。
1 お客様が本当に作りたいものを探し出す
まずは、お客様にとって本当に必要なものは何か、お客様に聞き取りしたり、現状の問題点を分析などをする。
佐藤くん、君も他の先輩と一緒にお客様と打ち合わせに参加したことはあるのではないかね?
た、たしかに。
俺はとにかく話している内容を聞き漏らさないように必死で議事録を取ってたけど、先輩は色々お客様に質問していた。
そのとおり、そうして分かったことをまとめてお客様にふさわしい「webサイト」の提案をする。
これを「企画立案」「要件定義」などともいうな。
この時のディレクターの知識量とコンサルレベルによってWEBサイトの品質は雲泥の差が生まれる。
よく聞いてた言葉だ
さらにこの時に、作るwebサイトの内容にあわせて「お見積もり交渉」もする。
しっかりと根拠を説明して、お互いに信頼関係を築くのだ。
ポッポのWEBサイト制作豆知識
webサイトやホームページを制作したり改善したい時の悩みは大きく3つにわけることができるっぽ。
そして、それぞれ次のような対策をすることが多いっぽ。
①集客力や周知力を高めたい
【改善策】サイトのSEO強化,ブログなどコンテンツマーケティングの着手、SNS等の利用
②お問い合わせや予約など、ユーザーのアクションを増やしたい
【改善策】ページ内のリンクを増やす、押したくなるような導線にする、ページ構成の見直し
③コストを削減して、もっと効率化したい
【改善策】チャットボット、予約機能、解析ツールなどなど、自動化のツールの導入
困ったことをちゃんと見極めて正しくwebサイト、ホームページを作るっぽ。
2 実際に作るものを設計する
いや、ちょっと待てよ。
さっき、お客様に相応しい「webサイト」を提案してるじゃないか。
なんで、また設計するんだ?
最初にたてた企画と要件は、あくまでwebサイトの内容である。
そのため、その内容に合わせて実際に作るwebサイトの設計を行うのだ。
あ、ワイヤーフレームとかサイトマップとかってやつですね。
その通り。
しかし、この設計はデザインのためだけではない。
SEOはもちろん、システムやUI(ユーザーインターフェイス)UX(ユーザーエクスペリエンス)など目には見えない部分も設計する。
聞いたことある、UIとかUXとか聞いたことある。
また、制作チームの設計や、そのスケジュール、お客様とのお打ち合わせのタイミングなど、様々なことを設計していく。
先輩もスケジュールの設計や打ち合わせのセッティングが大変そうだった。
このように、たくさんの設計がある。
ひとまず「各種設計」「進行管理」としておこう。
3 ビジュアルデザインをする
私の出番ですね!!!!
う、うむ。
各種設計でできた設計図をもとにデザイナーさんにビジュアルデザインをしてもらう。
設計図の意図を汲み取り、かつビジュアルとして最適なデザインを行ってもらう。
先輩に「これではデザイナーに意図が通じない」って何度もワイヤーフレーム書き直させられたなぁ、、、。
webサイトのTOPページのデザインは特に全体のイメージが決定されるページでもある。
そのため、最初に制作し、お客様と打ち合わせをして合意を得る必要があるぞ。
デザイナーの先輩もTOPページは先にって言ってましたね。
この合意を得ないまま制作を進めてしまうと、お客様のイメージと違うwebサイトになってしまう。
きちんとお客様と一緒に作ることを意識しよう。
4 設計やデザインを元にwebサイトを組み上げる
これまで作ってきた設計やデザインを元に、webサイトを組み上げる。
ここからは、私はコーダーとしてお手伝いすることになりますね。
うむ。
汐くんの言った通り、コーダーがwebサイト本体の組み上げをしたり、プログラマーが申し込みフォームなどのシステムを作ったりしていく。
実際にwebに形として組み上がっていく。
ディレクターはあんまり仕事ないっすよね。
ばかもの!!
この最後の組み上げの段階で万が一がないように、定期的にチェックをするのもディレクターの仕事だ。
そのためのテストとその修正を行う期間を設定しなければならぬのだ。
そうして間違いがないwebサイトをお客様にお届けするまで、気を抜くでない!!
ご、ごめんなさい。
無事に想定していた通りのwebサイトであることを、お客様と確認して初めて完成なのだ。 また、WEBサイトは公開したから終わりではない、サイトを公開してからが本当のスタートだ!